代行サービスでは倉庫も有している
大手通販サイトのamazonでは、2016年から個人向けサービスのマーケットプレスを用意されました。このマーケットプレスとは個人向け出品スペースで、新品から中古品の販売も可能にしています。
国内では約200万件もの物販サイトがアマゾンジャパンにはあり、大半が副業というスタンスで存在しています。ここではamazonの運営代行が必ず用意をしているものについて、簡単に概要を見ていきましょう。それは倉庫であり、依頼者つまり個人出品者が販売をするアイテムの在庫を預かるために用意をしているわけです。運営代行は2021年5月時点で計52件存在していて、そのすべてで倉庫を有しています。おもに湾岸エリアであったり、amazonの物流センター内に事業所を構えているのが特徴です。amazonでは個人に対してもショップという称号を与えているため、登録を済ませていれば自由にセンター内で業務もできるようになっています。
運営代行の傾向は365日稼働がポイント
amazonの売り上げは2010年代に1兆円の大台を超えて、現在も右肩上がりに上昇しています。ロングテールによるニッチ製品の拡充や、商品送料の無料化に牽引されて売り上げを伸ばしてきましたが、現在はプライムサービス会員やマーケットプレイス出品の手数料収入が小売り事業に並ぶほどの収益を上げていることで知られております。
さらにプログラムやサーバーなどのバックグラウンドの技術を提供するAWA部門の好調に伴い、益々大きな収益を上げるビジネスプランへの転換をしております。amazonは時代に合わせて進化を続け、顧客サービスをさらに手厚くしているのです。
amazonの拡大路線に伴い、運営代行業のサービスも増加しています。物流を担うフィルメントだけではなく、マーケティングやコンサルタントなど、運営面でのサポートをする企業も増加しております。特にカスタマーサービスは365日の運用が必要なために自社ではなく、外注化する企業ニーズも高まっているのです。